記録すること-文字の力
NHK衛星第二放送、日曜日朝8時(再放送は翌午前0時)放映の「週刊ブックレビュー」を楽しみにしている。 つまらない回と今朝のように面白い回とがあるけれども…。
登場したゲスト3名の、お薦めの本にも興味を惹くものがあったが、それに続く司会者と本日のメイン・ゲスト瀬戸内寂聴氏のインタビューが良かった。
1922年生まれ(84歳)の瀬戸内さんが、72歳にして佐渡へ流罪とされた世阿弥を描いた作品
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秘花 著者:瀬戸内 寂聴 |
インタビューの中で、瀬戸内さんが伝えることに関し、文字の力強さについて語っていた。
現在時空間表現芸術である能の舞台(いわゆるライブ)との対比において、インパクトのあるライブをその同一時空において、体験した人々はそれを共有し得る。 しかし、100年も経てば、その体験を伝えるべき人々も死に絶えてしまう。 つまり、ライブの表現はその時点において消滅してしまう(たとえ、現在はDVDなどによる、似て非なる記録を残せるにしても…)。
それに対し、600年後の今でも、我々は世阿弥の考えを知ることが出来る。 それは文字による表現、文章の力に他ならない、というわけである。
改めて「ものを書き残す」ということの意義を再確認させられた。
それと同時に、世阿弥のように、たとえ流罪となり、人々の前に立つ機会が失われたとしても、誇りを持ち続け、人としての道を貫き通すことの大切さを、再び確認できた。
ここのところ、少し弱気になっていた自分にも、勇気が戻って来た。
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考えてみると、余りにもやれることや、やりたいことがあり過ぎるから逆に、どれもこれも億劫になるのだろうか?
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